相続税対策の王道
相続税対策の一つの誤解。
相続税対策として、アパートを建設すると、相続税の節税になりますよ。という誤解。
これは、ある意味正しいが、ある意味間違っています。
例えば、60歳の方が、相続税対策と称して、アパートを建設する。そして、90歳で亡くなる。
これって、相続税対策になっていますか?
亡くなる頃には借金も完済し、むしろ、キャッシュがどんどん増えている状態ではないでしょうか?
アパート建設による相続税対策効果が一番発揮する時期は、亡くなる直前の時期です。
その後は、徐々に効果が薄れてきます。
不謹慎な言い方をすれば、長生きすればするほど、相続税効果は低減することになります。
一時的な相続税の節税効果が大きいほど、その反作用と副作用が発生します。
だから、コツコツやりましょう。
劇的な効果より、地道に安全に、長い期間をかけながら、実行することが、相続税対策の王道です。