備えあれば憂いなし
人生には3つの坂があるといわれています。
一つ目は 上り坂
二つ目は 下り坂
三つ目は “まさか”
“まさか”の時に人はどのように動くのか。
相続税対策における相続税の回避策として、3つの「疎開」という言葉で表現されます。
一つ目は法人疎開。
個人の財産を法人に移転させる。そのことで、今後の相続税の負担を回避させる。
よく考えると、財産を集中させ、守っていくためには、法人以外にないと。
東京の銀座、大阪の梅田の都市の一等地の所有者はすべて法人です。
二つ目は海外疎開。
所得税の最高税率は住民税と合わせて55%となり、相続税の最高税率は55%。
稼いだ財産の半分以上は税金の負担になります。
それなら、いっそうの事、相続税のない国、所得税の低い国に移住すると考えるのは自然の流れだと思います。
三つめは、“ああ そ・う・か・い”
何もしない、何も決めない、ただ、自然の流れに。これも一つの選択かもしれません。
どの「疎開」を選択するにしても、ベストな「疎開」を通して相続税対策を実現する。
例えば、地震天災が起きてから考えるのでは遅い。
“ああ、そ・う・か・い”では手遅れである。
天災が起きた時の事前の対策を想定しておく。
その準備の程度によって、“まさか“の困難に対して、適切な行動や判断できます。
相続対策も、緊急避難的な対策では不十分です。
ゆっくり時間をかけて検討することをお勧めしたいと思います。